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ドメーヌ​
ルブルジョン・ミュール

Domaine Rebourgeon-Mure

所在地:ポマール、コート・ド・ボーヌ、ブルゴーニュ

栽培面積:7.5ha(1552年よりルブルジョン家が受け継ぐ、ポマール・ヴォルネイ・ボーヌの3村14アペラシオン)

主要品種:ピノ・ノワール、シャルドネ

栽培哲学:2019年よりTerra Vitis/HVE(環境価値重視認定)取得/除草剤不使用、重力を活かした手作業中心の栽培・醸造で、テロワールをありのままに表現

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ドメーヌ ルブルジョン・ミュールのワイン

  • POMMARD 1er Cru Grands Epenots
    ポマール プルミエ・クリュ グラン・ゼプノ

  • POMMARD 1er Cru Clos des Charmots
    ポマール プルミエ・クリュ クロ・デ・シャルモ

  • POMMARD 1er Cru Clos des Arvelets
    ポマール プルミエ・クリュ クロ・デ・アルヴレ

  • POMMARD
    ポマール

  • BEAUNE 1er Cru Les Vignes Franches
    ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ヴィーニュ・フランシュ

  • BEAUNE
    ボーヌ

  • BEAUNE Prévoles Chardonnay “Constance”
    ボーヌ プレヴォル シャルドネ「コンスタンス」

ドメーヌ 
ルブルジョン・ミュール

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ドメーヌを率いるダヴィド・ルブルジョン氏(写真)とセシル・ルブルジョン氏は、1552年にポマールへ定住した先祖ジャン・ブルゴーニュから続く家系に生まれました。ジャンはサント・マルグリット修道院の畑を99年間の契約で借り受け、ここからルブルジョン家のワイン造りの歴史が始まりました。
 

伝統的な手法と現代的な技術を融合させながら、土壌の健康を最優先し、化学農薬の使用を最小限に抑えることで、自然環境との調和を図る、それがダヴィドの信条です。ポンプを使わず重力を活かしてブドウを扱い、収穫はすべて手摘みで行うなど、テロワールをありのままに表現することに徹しています。
 

ドメーヌのセラーは17世紀初頭に建てられたもので、地下にはセラーと醸造施設が設けられています。石造りのカーヴで14〜18ヶ月かけて熟成されるワインには、四世紀以上にわたって受け継がれてきた家族の哲学が息づいています。現在、ドメーヌはポマール、ヴォルネイ、ボーヌの3つの村にまたがる7.5haの畑を所有し、14種類の異なるアペラシオンのワインを生産しています。

ルブルジョン家の歴史

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創業

ルブルジョン家は、ポマールで最も歴史ある家族経営のワイナリーの一つで、1552年にジャン・ブルゴーニュという先祖がポマールに定住したことから始まります。彼は、サント・マルグリット修道院のブドウ畑を99年間の契約で借り受け、ここからワイン作りが始まりました。

この長い歴史を誇るドメーヌは、現在、ダヴィドとセシル兄妹によって運営され、ポマールとその周辺のアペラシオンの特性を活かした高品質なワインを生産しています。世代を重ねるごとに成長してきたドメーヌは、現在、ポマール、ヴォルネイ、ボーヌの3つの村にまたがる広大な畑を所有し、14種類の異なるアペラシオンのワインを生産しています。家族経営の伝統を守りながらも革新を続け、ワイン作りに対する情熱と献身は代々受け継がれています。
 

ポマールの歴史

ポマールのワインの発展の歴史は、6世紀にキリスト教が普及する中で、修道院を中心にブドウ栽培が広がったことに始まります。1098年に設立されたシトー修道院が地域の発展に大きく寄与し、1395年にはブルゴーニュ公フィリップ・ル・アルディがガメイ種の栽培を禁止し、ピノ・ノワールを奨励したことで、ポマールを含む地域のワイン品質が大きく向上しました。

このワインは多くの著名人に愛され、詩人ピエール・ド・ロンサールが「小さな村が偉大なワインを生む」と称賛しました。また、ルイ15世もポマールを愛飲したとされています。1700年には、ブルゴーニュ公のために作成された書に「ポマールを含むボーヌ周辺が最良のワインを生産する」と記され、その品質が広く認められていました。

ドメーヌ 
ルブルジョン・ミュールの 栽培・醸造哲学

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哲学

ダヴィド・ルブルジョンは、伝統的な手法と現代的な技術を融合させ、ワインの品質向上を追求しています。特に畑作りにおいては、土壌の健康を最優先し、化学農薬の使用を最小限に抑えることで、自然環境との調和を図りながら持続可能な農業を実現しています。このアプローチにより、テロワール(地域特有の風味)が最大限に引き出され、ワインに独自の個性が生まれます。


栽培

ダヴィドは、7.5ヘクタールのブドウ畑とワイナリーを有し、年間を通じて極めて丁寧かつ慎重な管理を徹底しています。冬には厳格な剪定を行い、シーズン最初の段階から収量を適切にコントロール。4月には芽かきにより、さらに収量と品質のバランスを調整します。除草剤は一切使用せず、トラクターによる精密な耕作を行うことで、土壌の生命力と健全性を維持しています。収穫はすべて手作業で行われ、ブドウが最良の成熟を迎えるタイミングまで慎重に待ち、テロワールの個性が最大限に表現された果実のみを選別します。
 

醸造

手作業で丁寧に選別されたブドウの一部は、その年の状態に応じて全房で醸造されます。代々受け継がれてきた伝統的なワイン醸造技術を基盤に、極力人為的な介入を控えています。ワインは低温浸漬の後、約2週間のアルコール発酵を経て、17世紀初頭に建てられたカーヴで熟成されます。熟成期間はキュヴェごとに14〜18ヶ月で、そのうち25〜30%は新樽で熟成されます。


古樹とクリマへの敬意

クロ・デ・シャルモに残る1901年・1925年植樹の古樹、そして石壁に囲まれたクロ・デ・アルヴレ、ルブルジョン・ミュールの畑を歩くと、幾世代にもわたって手を加えられてきた土地の記憶に触れることができます。19世紀初頭に取得されたグラン・ゼプノの区画も、家族間で数世紀に亘って受け継がれてきました。ダヴィドにとってワイン造りとは、単なる農業ではなく、こうした古樹とクリマの歴史を次の世代へ引き継ぐ仕事なのです。

ドメーヌ ルブルジョン・ミュールのポマールの畑3DMAP

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ドメーヌ
ルブルジョン・ミュールの
畑とテロワール

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ドメーヌの所有畑データ

自社畑面積(合計):7.5 ha(ポマール、ヴォルネイ、ボーヌの3村・14アペラシオン)

栽培品種:ピノ・ノワール中心、一部シャルドネ

栽培方法:除草剤不使用、Terra Vitis/HVE認証取得

古樹区画:クロ・デ・シャルモ(1901年・1925年植樹)、ポマール村名畑(1922年植樹)、ヴォルネイ村名畑(1927年植樹)など所有
 

ポマール Pommard, Côte de Beaune

ポマールはコート・ド・ボーヌに位置し、ボーヌとヴォルネイの間にあります。丘がオータン側にわずかに傾斜するポマールは、そのクリュや美しい建物、風景が高貴な印象を与えます。かつてこの地はブルゴーニュ公爵やシトー派の修道院などの宗教機関、そしてマレイ・モンジュ家のような歴史ある一族に属していました。中世から「ボーヌ地方のワインの花」と称され、ブルゴーニュを代表するワインとして知られています。ポマールはピノ・ノワールからのみ造られる赤ワインで、AOCは1936年に初めて認められました。

標高の低い部分には古い堆積物があり、中腹には粘土質と石灰質の土壌が広がり、岩石の破片によって排水が良好です。上部は、オックスフォード層(ジュラ紀)の泥灰土や、カルシウムを含んだ茶色の土壌が見られます。日当たりは東と南に向いており、標高は250メートルから330メートルの間です。
 

ボーヌ Beaune, Côte de Beaune

Location and Terrain of Beaune

ボーヌはブルゴーニュ地方の象徴であり、そのワインは世界中から注目されています。特に、オスピス・ド・ボーヌでのワインオークションは世界的に有名です。ボーヌはまた、コート・ドールでも最も広大なブドウ畑を誇り、「ピノ・ヴェルメイユ」として知られる赤ワインは、その若々しく香り高い特性で中世から名を馳せています。ボーヌのAOCは1936年に制定されました。

ヴォルネイからの褶曲では、コンブランシアンの石灰岩が深く埋没し、頂部に位置するラウラシアンの石灰岩が表れます。これらは急な斜面を形成し、薄い茶色の土壌や、崩れた岩から生じた黒いレンジンが見られます。向きは東から南にかけて、標高220メートルから300メートルの間です。


プルミエ・クリュと村名畑のテロワール

GRANDS EPENOTS(グラン・ゼプノ) 

南南東向きの水はけの良い傾斜地と浅く石の多い土壌が、グラン・クリュに匹敵する風格を与えています。19世紀初頭に取得され、Clos de Cîteauxに隣接するこの畑は、家族間で数世紀に亘って受け継がれてきました。力強く豊潤でありながら繊細さも兼ね備えた「テット・ド・キュヴェ」を生み出します。
 

CLOS DES CHARMOTS(クロ・デ・シャルモ) 

石垣に囲まれたこの畑には、1901年と1925年に植えられた繊細なピノ・ノワールの古樹が広がります。軽やかで赤みがかった石の多い土壌が、豊かでシルキーな味わいと香り高いブーケを生み出します。
 

CLOS DES ARVELETS(クロ・デ・アルヴレ) 

4メートルを超える石壁に囲まれたこの区画は、1763年までポマールの城主であったミコー・ダルヴレが所有し、1926年にマレイ・モンジュ家からルブルジョン家に渡りました。南向きの急斜面(最大傾斜20%)から、凝縮された香りと滑らかなタンニンを持つルビー色のワインが生まれます。
 

LES VIGNES FRANCHES(ヴィーニュ・フランシュ) 

14世紀、百年戦争と黒死病の混乱を経て、生き残った農民に税を免除する代わりに斜面を耕させたことから「自由なブドウ畑」の名が生まれました。朝日を浴びる東向きの緩やかな傾斜と、石が多い土壌が特徴です。

ドメーヌ ルブルジョン・ミュールのワイン

POMMARD 1er Cru Grands Epenots(赤)
ポマール プルミエ・クリュ グラン・ゼプノ

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰質土壌 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:250 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:30年/years(2024年時点)

WINE

丁寧に手作業で選別されたブドウは、ポンプを使わず、重力の力を活用して慎重に処理され、ブドウへの負担を最小限に抑えます。醸造期間はおおよそ3週間から1か月で、最初の1週間は低温でのマセラシオンが行われ、その後約2週間の発酵が続きます。ワインは約18か月間、樫樽で熟成され、そのうち新樽の使用割合は約25〜30%です。清澄は行わず、軽い濾過のみを施してワインの個性を最大限に引き出しています。

南南東向きの水はけの良い傾斜地と浅く石の多い土壌が、グラン・ゼプノにグラン・クリュに匹敵する風格を与えています。19世紀初頭に取得されたこの畑は、Clos de Cîteauxに隣接し、家族間で数世紀に亘って受け継がれてきました。この「テット・ド・キュヴェ」から生まれるワインは、力強く豊潤でありながら繊細さも兼ね備えています。甘草の複雑な香りに加え、バニラやトーストのような香ばしいニュアンスが調和し、非常に高貴な気品と優美な味わいで知られています。
 

POMMARD 1er Cru Clos des Charmots(赤)
ポマール プルミエ・クリュ クロ・デ・シャルモ

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰質土壌 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:245 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:123年 & 99年/years(2024年時点)

WINE

丁寧に手作業で選別されたブドウは、ポンプを使わず重力を活用して処理され、約18か月間樫樽で熟成(新樽比率約25〜30%)。清澄は行わず、軽い濾過のみで仕上げます。

ドメーヌが所有する「クロ・デ・シャルモ」は、レ・シャルモの中でも特別な存在です。石垣に囲まれたこの畑には、1901年と1925年に植えられた繊細なピノ・ノワールの古樹が広がり、その希少価値は比類なく、唯一無二のワインです。軽やかで赤みがかった石の多い土壌が、このワインに繊細で複雑なニュアンスを与えています。豊かでシルキーな味わいと、香り高く調和の取れたブーケが特徴で、口に含むと、まろやかさと深みが広がり、極上のフィネスを感じさせる仕上がりです。
 

POMMARD 1er Cru Clos des Arvelets(赤)
ポマール プルミエ・クリュ クロ・デ・アルヴレ

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰質土壌 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:287 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:70年/years(2024年時点)

WINE

丁寧に手作業で選別されたブドウは重力を活用して処理され、約18か月間樫樽で熟成(新樽比率約25〜30%)。清澄は行わず、軽い濾過のみで仕上げます。

レ・アルヴレ(Les Arvelets)は、8.45ヘクタールの面積を持ち、ルブルジョン家が3.30ヘクタールを所有するクロ・デ・アルヴレ(4メートルを超える石壁に囲まれた畑)を管理してきました。この区画は、1763年までポマールの城主であり、王の秘書官も務めたミコー・ダルヴレの所有で、その後1926年にマレイ・モンジュ家から取得されました。南向きの急斜面に位置し、傾斜は最大20%。丁寧に手作業で栽培されたブドウからは、凝縮された香りと滑らかなタンニンを持つルビー色のワインが生み出されます。
 

POMMARD(赤)ポマール

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰岩 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:230–270 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:102年 & 14年/years(1922年・2010年植樹)

WINE

収穫は手摘みで丁寧に行い、厳選したブドウは小型のケースに入れて慎重に運ばれます。ポンプを使わずに重力を活用して処理し、必要に応じて一部で全房発酵を取り入れます。発酵後、ワインは約15か月間樫樽で熟成(新樽比率約20〜25%)。清澄は行わず、軽い濾過のみで仕上げます。

ポマール全域に広がる8つの区画をブレンドし、調和の取れた複雑で力強いキュヴェを生み出し、ポマール村の特性が見事に表現されています。古樹から生まれる繊細さと力強さが絶妙に調和し、風格あるポマールのワインとして仕上がっています。

BEAUNE 1er Cru Les Vignes Franches(赤)
ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ヴィーニュ・フランシュ

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰岩 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:240–260 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:95年・48年・8年/years(1929/1976/2016年植樹)

WINE

丁寧に手作業で選別されたブドウは重力を活用して処理され、約18か月間樫樽で熟成(新樽比率約25〜30%)。清澄は行わず、軽い濾過のみで仕上げます。

14世紀、フランス王国、ブルゴーニュ公国、そしてイングランド王国が百年戦争を繰り広げていました。1349年にはブルゴーニュで黒死病が発生し、働き手を失った畑は放置されました。ボーヌ市の執政官たちは、生き残った農民たちがこの斜面を再び耕すことを条件に税を免除し、「ヴィーニュ・フランシュ(自由なブドウ畑)」という名が生まれました。朝日を浴びる東向きの緩やかな傾斜にあり、石が多い土壌が特徴で、スパイシーで胡椒のような香りが際立つ、非常に個性的な一本です。
 

BEAUNE(赤)ボーヌ

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰岩 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南、南東/Sud, Sud-est

  • 標高/Altitude:230–240 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:ピノ・ノワール/Pinot noir

  • ブドウの樹齢/Vine Age:38年 & 25年/years(1986年・1999年植樹)

WINE

収穫は手摘みで丁寧に行い、重力を活用して処理します。発酵後、ワインは約15か月間樫樽で熟成(新樽比率約20〜25%)。清澄は行わず、軽い濾過のみで仕上げます。

ボーヌという名は、この土地に元々生い茂っていた棘のある低木に由来しています。この区画から生まれる赤ワインは、エレガントでありながら、見事なアロマの複雑さを持ち合わせています。カシスとバラが溶け合った芳醇な香りを放ち、そのフルーティーで繊細な味わいと洗練された特徴により、ボーヌはブルゴーニュワインを代表する存在となっています。
 

BEAUNE Prévoles Chardonnay “Constance”(白)
ボーヌ プレヴォル シャルドネ「コンスタンス」

VINEYARD

  • 土壌/Soil Type:粘土石灰岩 /Clay-limestone

  • 日照/Exposure:南東/Sud-est

  • 標高/Altitude:230 m

  • ブドウ品種/Grape Variety:シャルドネ/Chardonnay

  • ブドウの樹齢/Vine Age:5年/years(2019年植樹)

WINE

ドメーヌの最新のキュヴェです。手摘みにより丁寧に収穫されたブドウは、SO2を使用せずに圧搾、澱引き後、樽の香りが強く出すぎないように発酵。その後、清澄、濾過を行い、熟成期間約14か月で瓶詰めします。

このキュヴェは醸造家のダヴィド氏が娘の一人「コンスタンス」に捧げたものです。この畑は、プルミエ・クリュ「レ・チュイユヴァン」の直下に広がっています。石灰岩と粘土質が絶妙に調和した土壌により、ブドウは理想的な生育環境を得ています。南東向きの日照条件に恵まれたこの畑で育ったシャルドネは、熟した蜜や白桃を思わせる香りを放ち、適度なミネラル感が味わいに奥行きを与えています。

Rebouregon-M Pommard 1er Cru Grands Epen
Rebourgeon-M Pommard 1er Cru CLos des Ch
Rebourgeon-M Pommard 1er Cru Clos des Ar
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My Perspective
(私の視点)

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ブルゴーニュワイン専門誌『Bourgogne Aujourd’hui(ブルゴーニュ・オージュルデュイ)』で何度も目にしていた、以前から気になっていたドメーヌの一つでした。実際に当主ダヴィッド・ルブルジョン氏とお会いし、畑やカーヴを案内していただく中で、彼が背負う歴史の重みと、それを次の世代へ受け継ぐ責任の大きさを強く感じました。
 

ドメーヌ・ルブルジョン・ミュールは、大手ネゴシアンや著名な評論家によって知られるようになった生産者ではありません。1552年から470年以上にわたり、ポマールという土地に根を下ろし、家族で畑を守り続けてきた、まさにポマールを代表する家族経営のドメーヌです。
 

ダヴィッドは、ポンプを使わず重力だけでブドウを移動させ、除草剤を使わず、収穫はすべて手摘みで行っています。効率や大量生産とは対極にある、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねる姿勢こそ、このドメーヌの本質だと私は感じています。
 

17世紀初頭に造られた歴史あるカーヴを訪れると、樹齢100年を超える、1901年・1925年植樹の古樹が残る Clos des Charmots、そして高さ4メートルを超える石壁に囲まれた Clos des Arveletsなど、一つひとつの区画に家族が受け継いできた畑からの貴重なワインが大切に熟成されていることに気づきます。
 

さらに印象的だったのは、伝統を守るだけではなく、環境への取り組みにも積極的であることです。ガラス瓶はワインのカーボンフットプリントの約半分を占めることから、軽量ボトルを採用し、環境負荷の低減にも取り組んでいます。伝統を大切にしながらも、未来を見据えた選択を続ける姿勢にも、このドメーヌらしさを感じました。
 

私にとってルブルジョン・ミュールは、単に優れたワインを造る生産者ではありません。ポマールの記憶と家族の歴史を未来へ受け継ぐという、ブルゴーニュ本来のヴィニュロンの精神を今なお体現している、静かな存在感を持つドメーヌです。そこにこそ、このワインが持つ本当の価値があると考えています。

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